生立本数と枝張りとの関係
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概要
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枝張りの小さい個体を選んで, 単木的には太りが小さいが密生させることによって高い蓄積が可能な植栽材料の育成が考えられていたが, 枝張りの減少がどの程度本数の増加に影響するかは, これまで不明であった。著者は SPURR(1962)のpoint density法を応用して, ある単木と同等の木だけを植栽した場合に, 面積当り何本の木が立ち得るかを推定し, その単木のクローネ直径との比較をおこなった。資料があまりに少数であるから明確な結論は下し得ないが, 今回の結果だけからは, とりあえず, 本数がクローネ直径の自乗に反比例すること, ただし, ミキ直径が同じとすれば, 本数の増加(減少)はクローネ直径の減少(増加)の 0.66 乗に比例する, ということがいえそうである。
- 日本森林学会の論文
- 1964-04-25
著者
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