クロマツ多胚実生の染色体数
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概要
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30年生のクロマツ(Pinus Thunbergii)の1個体より集めた種子350粒を播種して309本の実生苗を得た。その中から3胚植物と2胚植物を各々1株宛得た。3胚株は生長状況や外部形態は他の正常な植物と全く異つていなかつた。染色体数も異常はなかつた。しかし, 2胚株は全く正常な植物と, 極めて生長の悪い枝の少い, 針葉がギガス型を示す変異体とから成つていた。これらの植物の体細胞染色体を観察した結果, この2胚株は2倍体と4倍体であることが明らかになつた。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1960-07-25
著者
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