RAPDマーカーによるヒノキさし木品種ナンゴウヒのクローン識別
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概要
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熊本県阿蘇地方に古くから造林されるヒノキのさし木品種ナンゴウヒのクローン識別を目的として, RAPD分析を行った。108プライマーについてスクリーニングを行った結果, 多型的で再現性の高い9プライマーによる13マーカーが選抜された。選抜されたマーカーを用いて, アイソザイム分析で異なる遺伝子型を示した15個体を分析した結果, それぞれ独自のDNA型を示した。また, アイソザイム分析で一つの遺伝子型に分類された47個体を分析した結果, 39個体は同じDNA型を示したが, それら以外の8個体は四つの異なるDNA型を示した。
- 日本森林学会の論文
- 2000-02-16
著者
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