北海道北部の土壤動物に関する研究(III) : ツリミミズ類
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概要
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北海道北部に位置する植生の異なる三つの林において, 落葉層および土壤中に生息するツリミミズ類の個体数, 水平・垂直分布などを調べた。ツリミミズ類の個体数は, アカエゾマツ純林, トドマツ人工林, 針広混交天然林の順に多かった。三地域からサクラミミズ(B型)Allolobophora japonicaとバライロツリミミズA.roseaの2種が採集されたが, 前者は三地域のいずれにおいても優占していた。サクラミミズは落葉層(L)および土壤層(A)に生息していたが, とくにA層に多く, バライロツリミミズはA層にのみ生息していた。
- 1971-11-25
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