東京農工大学唐沢山演習林に発生した地表火の樹木に及ぼした影響
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概要
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地表火が, 0.3 haの林分に発生した。被災木1025本の枯損率は, 21ヵ月間に, マツを主要種とする常緑針葉樹では49%, ヒサカキを主要種とする常緑広葉樹では92%, コナラ, リョウブを主要種とする落葉広葉樹では73%に達した。胸高直径級の大きい樹木は小さいものより, 枯死率は低く, 枯死時期は遅い傾向が見られた。林床の枯れ葉のみが燃えたが, 枯死木の地際部形成層のほぼ100%が黒色や褐色に変色していた。地表火が発生した林分では, マツ枯死率は周囲(対象区)のマツ林より高く, またマツノザイセンチュウの検出率は高かったので, 火災による衰弱を誘引とした二次被害が考えられた。
- 2001-11-16
著者
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岸 洋一
東京農工大学農学部
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岸 洋一
東京農工大学農学部附属フィールドサイエンス・センター
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五十嵐 陽子
東京農工大学農学部
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竹村 歩美
東京農工大学農学部
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五十嵐 陽子
東京農工大学農学部:(現)東邦レオ株式会社
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岸 洋一
東京農工大
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