ブナ生葉・落葉上のゴールの化学性と菌類相
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概要
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ブナ生葉および落葉上のブナハベリタマフシ(ゴール)の化学性・菌類相を調べ, ゴール形成がみられない葉身部のそれらと比較した。生葉ではゴールは葉身に比べてポリフェノールと窒素の各濃度が増加していた。落葉ではゴールは葉身に比べてポリフェノールと窒素の各濃度が低く, 炭水化物濃度が高かった。生葉のゴールでは生葉の葉身から分離された種に加えて, 日和見感染的な種が特異的に分離された。落葉のゴールからは落葉の葉身では分離されなかった種が分離された。
- 日本森林学会の論文
- 2001-05-16
著者
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