広葉樹二次林の林床有機物におけるアセチレン還元活性とそれに及ぼす含水率および温度の影響
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概要
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アセチレン還元法を用いて広葉樹二次林の林床表層における窒素固定活性を測定した。活性はL層で特異的に高く, 全活性の94.5%がL層における活性であった。また1989年7月から10月までの期間2〜12日間隔でL層の活性を測定した。その結果, 比較的温度が高い時期には含水率の変動が活性を支配する重要な要因であると考えられた。L層の活性と含水率および温度との関係を実験室内での培養試験によって調べ, さらに野外における温度および含水率の変動をもとに窒素固定量を推定した。その結果, L層の窒素固定量は1.07kg・ha^<-1>・90日^<-1>と推定された。
- 日本森林学会の論文
- 1992-09-01
著者
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