ILLシステムによる資料評価 (特集:リソース・シェアリング:資料利用のための協力)
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概要
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平成4年度からスタートしたILLシステムの運用状況から利用件数の増加傾向と資料の到着日数の短縮化の傾向が認められる。このことはILLサービス自体が活発化していることを示すものであるが,ここでは逆にILLサービスに潜む不満要因を分析することによって, より完成度の高いリソース・シェアリング活動を探ってみた。最も利用される資料についての図書館別の平均処理日数の分析と, キャンセルされる資料の特性や謝絶理由の分析から, これら不満要因を解決するためには,従来から指摘される分担収集の強化,分担目録の促進,それに運用規約の整備等の対策の必要性が再認識された。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1993-11-01
著者
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