ボロノイ図構成時の幾何学的条件判定式の誤差の見積もり
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概要
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条件分岐のための符号判定式の計算を浮動小数点演算で行なうと、計算誤差のためにその符号判定を誤り、アルゴリズムでは考慮していない事態が起こる可能性があり、問題が解けなくなる。それを避けるために、計算誤差の生じない多倍長整数演算を採用することができるが、そうすると計算コストが高い。そこで、浮動小数点演算で符号判定式の計算を行なった結果、その値が0とどの程度離れていればその符号判定結果を信用して良いのかを見積もり、浮動小数点演算による判定で済むところは済ませるという方針が考えられる。実際はその種の方法に変種がいくつか考えられるので、問題の規模、入力の性質などに依存して、それらの変種の中でどの解き方が適するのかを探る。
- 2001-03-12
著者
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