要求の粒度が調節可能な遅延評価機構
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概要
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要求駆動によるプログラムの実行において, 要求する計算の量(要求の粒度)を調節できる遅延評価機構を提案する.提案機構は, 要求の細粒度化に関する従来研究の手法に加え, 投機評価によって要求を粗粒度化することで粒度を調節する.従来の細粒度化手法だけでは, 行き過ぎた細粒度化により要求駆動のオーバヘッドが無駄に増えてしまい, 細粒度化の利点を十分に引き出せないという問題点があったが, 提案機構を用いて粒度を適切に調節すれば, 無駄なオーバヘッドを生じることなく, 必要な計算だけを進めることができる.本発表ではさらに, 提案機構によって, 最良優先戦略や深さ優先戦略を特殊な場合として含むような, 一般化された枝刈り機構を実現できることを示す.記述例としてナップサック問題を解くプログラムを取り上げ, 提案機構の有効性を検証する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-10-15
著者
-
竹内 郁雄
東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻
-
竹内 郁雄
電通大
-
竹内 郁雄
電気通信大学情報工学科
-
岩崎 英哉
電気通信大学情報工学科
-
岩崎 英哉
電気通信大学
-
岩崎 英哉
電気通信大学大学院情報理工学研究科
-
森本 武資
電気通信大学大学院情報工学専攻
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