協調分散型LAN間接続方式を適用したキャンパスネットワークシステム

概要

論文の詳細を見る
青山学院大学の三キャンパスを接続するネットワークシステムについてその設計原則と構築について述べる.幹線機能と利用者環境の提供の双方を担う点に特徴がある.キャンパス間の接続は二重結合とし,信頼度を向上させている.同時に各接続経路は機能分担をもち,定常時にはメールの送受経路とインクラクション経路を分ける態ど負荷の分散をはかった.また,外部のインターネットとのゲートウェイを持っているこのネットワークシステムをTrinityと呼ぶ.TrinityはTCP/IPをベースとしている.三キャンパスを結合するゲートウェイコンピュータ上に,中核となるシステムをUNIX の拡張により構築し,これにより利用者環境を提供する.その中核部をApostleと呼ぶ.密結合をせずに64kbpsの接続経路によるキャンパス間接続において同一環境を提供する機構を設計開発した.これによりどのキャンパスからアクセスしても同一の利用者環境を利用できる.また,異なる手順に従うホストコンピュータに対するマッチメーカをサーバ/クライアント形式で作成し,二つの利用モデルに基づくアクセス手法を設計開発した.これによりApostle 利用者環境からのホストアクセスを可能にさせた.
一般社団法人情報処理学会の論文
1992-06-15

協調分散型LAN間接続方式を適用したキャンパスネットワークシステム

スポンサーリンク

概要

著者

関連論文

スポンサーリンク