分散システムのための名前管理システム
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概要
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現在、計算機研究者用広域ネットワークであるJUNET上では階層的ドメインの概念を導入した名前管理機構が構築され実際に使用されている。この名前管理機構は、ネットワークに参加している各システム内で独自に定義されている利用者名をネットワーク全体で一意的に決定されるように定義して管理を行うものであった。本論文ではこの名前管理機構の成果を受けて、ネットワーク上での名前管理の対象を一般的な計算機資源に拡張するための名前管理機構についての提案を行う。この拡張された名前管理機構はネットワーク環境上で計算機資源の名前を管理し、その資源に対してアクセスする方法を与えるものである。この機構はTCP/IPを用いた環境上で稼働するように設計され、現在東京工業大学内のネットワーク環境上で実験・検証が行われている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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