マルチプロジェクト・スケジューリング
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概要
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プロジェクト・スケジューリングでは,通常資源制約下で各作業が実行される.特に同一資源を必要とする複数プロジェクトが同時並行的に推進される場合,資源の競合が頻発し,問題が一層複雑となる.有限資源制約下でのマルチプロジェクト・スケジューリング問題に対して,数理計画法に基づく最適化算法が種々提案されているが,この種の問題が組み合わせ問題であるため,取り扱うことのできる問題の規模に限界がある.実用的方法としては,適当な優先規則を用いて実行スケジュールを与える発見的方法が提案されており,この種のものとしてRAMPSやISMPSがある.本研究はISMPSをベースに改良を加えたものであり,資源制約下での複数プロジェクトを対象とし,管理要因の選定と,それらに適切な重み付けを行うことによって最良スケジュールを決定するものである.スケジュール結果は,プロジェクトを構成するデータの種類やスケジューリングの目的によって大きく変化する.本研究では,管理要因の重み値の組み合わせをスケジューリングの都度学習によって決める方法を提案している.また特に指定されたプロジェクトの遅延日数を短縮するための調整法についても提案している.
- 1990-09-15
著者
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奥田 稔
Nttネットワークシステム開発センタ
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長谷川 晋
(株)日立製作所
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大前 義次
茨城大学工学部情報工学科
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長谷川 晋
茨城大学工学部情報工学科
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奥田 稔
茨城大学工学部情報工学科
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大前 義次
神奈川工科大学 情報工学科
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