グループ協同作業支援のためのマルチメディア在席対話システム

概要

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近年,ソフトウェア開発に代表されるように生産拠点の広域分散化が進んでおり,分散オフイス環境下における意思決定や問題解決などのグループ協同作業支援システムの開発が重要になってきている.現在,このような遠隔地間での打ち合せおよび会議を支援するシステムとして,テレビ会議システム,テレコンフアレンスシステム,電子メールによる電子会議システムなどが用いられている.しかし,テレビ会議システム,テレコンファレンスシステムは高い導入・利用コストおよび計算機による情報の再利用性がないという点で問題があり,電子会議システムは情報伝達のリアルタイム性という点で十分通機能を持っていない.本論文では,遠隔地間での協同作業支援環境について議論したのち,広域ネットワークを利用し,遠隔2者間での協両作業支援を目的として開発したマルチメディア在席対話システムについて述べる.本システムは,音声とデータの同時通信機能を持った多機能電話機,パソコン,周辺装置(タブレット,マウス,イメージスキャナ等)を結合することにより構成されており,音声で対話しながらのマルチメディア(テキスト,手書き,イメージ,図形)文書の双方向時参照,編集などの機能を遠隔地間で提供している.本システムを用いることにより,遠隔地間での会議・打ち合せ文書の協同作成・編集などさまざま通遠隔地間協同作業を低い導入コストで効果的に支援することができる.
一般社団法人情報処理学会の論文
1989-04-15

グループ協同作業支援のためのマルチメディア在席対話システム

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