KL1並列処理系の評価 : メモリ消費特性とゴミ集め
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概要
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共有メモリ結合のマルチプロセッサ上に並列論理型言語KL1の並列処理系を開発し,KL1プログラムのメモリ消費特性を評価した.KL1のような単一代入型の言語では,メモリ資源が急速に消費され,ガーベジコレクション(GC)性能が大きな問題となる.そこで,コピー方式による一括型GCを複数プロセッサで並列実行する機能を持つKL1並列処理系を実装し,KL1プログラムの並列実行時のメモリ消費特性を考察すると共に,GCを並列実行する効果と性能への影響を評価した.その結果,メモリ消費速度は性能向上とほぼ同じ割合で伸びていき,アクテイブセルの割合はプロセッサ台数が増すに従って増カロする傾向があることが分かった.また,GCを並列実行した時のGC性能の向上を確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-12-15
著者
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