ダイズおよびツルマメの紫斑病抵抗反応の組織学的研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The resistance in soybean (Glycine max) and wild soybean (G. soja) to purple seed stain (Cercospora kikuchii) was studied by using three soybean cultivars (Oshimashirome, Raiden, Hanayome) and one wild soybean line (E-1). Four phases in the ifrection process, rate of spore germination, elongation of germ tubes, formation of infection structure, and penetration, did not differ among the soybean cultivars. For both resistant soybean cultivar (Hanayome) and wild soybean, the growth of hyphae in pods was not stopped, but slow in speed. In this respect, the resistance in pods of soybean and wild soybean seemed to be derived from the same mechanism. The resistance that actually prevented the hyphal penetration into seeds was caused by hard-coatedness and this was identified only in the wild soybean. On the other hand, the resistance of seed itself was not observed in all the soybean cultivars tested because the fungus, when inoculated directly to seeds, could penetrate the seeds of all the cultivars almost equally. The results indicate that the apparent resistance of seeds of a soybean cultivar, e.g. Hanayome, grown under field conditions is not due to the resistance of seed but to the resistance of pod tissue.
- 日本植物病理学会の論文
- 1988-04-25
著者
関連論文
- (27)イネいもち病菌の非病原性遺伝子Avr-Pia,Avr-Piiに連鎖するDNAマーカーの探索
- (26)いもち病抵抗性遺伝子PikおよびPizに対応するイネいもち病菌の非病原性遺伝子の同定
- (60)イネいもち病菌の非病原性遺伝子とRAPDマーカーとの連鎖解析(平成14年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (234)いもち病抵抗性遺伝子PizおよびPiz-tに対するイネいもち病菌の非病原性遺伝子の解析
- いもち病菌の子のう殻外壁組織の遺伝的組成(平成12年度 日本植物病理学会大会 講演要旨)
- (304) 中国雲南省産イネいもち病菌に認められた子のう殻様構造物形成とその遺伝解析 (平成11年度 日本植物病理学会大会)
- (131) 稲こうじ病菌に由来する物質のイネ発芽に及ぼす影響 (日本植物病理学会大会)
- (91) イネの稲こうじ病抵抗性の品種間差異 (日本植物病理学会大会)
- 73 稲こうじからの細胞分裂毒USTILOXINおよび類縁ペプチドの構造・作用(ポスター発表の部)
- (1) ササニシキ同質遺伝子系統混合栽培のいもち病発病に及ぼす影響 (東北部会)
- (97) 稲こうじ病菌菌核の保存期間が子実体形成に及ぼす影響 (平成2年度大会講演要旨)
- (96) 培地に形成させた稲こうじ病菌厚膜胞子の田面水中への接種による病籾の発生 (平成2年度大会講演要旨)
- 病斑型を異にする非親和性いもち病菌の前接種による葉いもち発病抑制
- (21) 稲こうじ病菌分生胞子, 子のう胞子および厚膜胞子の発芽 (東北部会講演要旨)
- (18) 非親和性いもち病菌前接種による葉いもち発病抑制効果の菌株間差異 (東北部会講演要旨)
- イネの苗いもち発病に影響を及ぼ2・3の要因
- 稲こうじ病菌分生胞子のイネ穂ばらみ期接種
- (95) 越年稲こうじ病菌厚膜胞子の伝染源としての役割 (平成元年度日本植物病理学大会講演要旨)
- (94) 白色稲こうじ粒から分離された稲こうじ病菌の病原性 (平成元年度日本植物病理学大会講演要旨)
- 昭和63年に多発した稲こうじ病
- (14) 稲こうじ病菌菌核形成率の圃場調査 (昭和63年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (13) 稲こうじ病菌接種法の確立 (昭和63年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (24) 稲こうじ病菌分生胞子の穂ばらみ期接種による病籾の発生 (昭和62年度地域部会講演要旨(東北部会講演要旨)
- (1) 土壌恒温槽および人工気象室で低温処理したイネの葉いもち抵抗力比較 (昭和60年度地域部会講演要旨(東北部会))
- 大区画直播水田における薬剤局所散布がいもち病発生に及ぼす影響
- (33) ソラマメの雪害症状から分離されたSclerotinia属菌について (平成10年度関東部会)
- (140) オオムギの幼苗および成体における雲形病抵抗性の変動
- 北陸農試新規育成大麦系統の雲形病抵抗性 (第 1 報)
- (93)国内におけるオオムギ雲形病菌のレース分布(平成9年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (44) 本邦におけるオオムギ雲形病菌のレースについて (日本植物病理大会)
- (30) オオムギ雲形病菌による節部褐変の発生要因 (関東部会)
- (98) イネ科植物に寄生する雲形病菌の胞子形態および病原性の変異 (日本植物病理大会)
- (71) ノビエ病原菌Exserohilum monocerasによるイネいもち病の微生物防除 (日本植物病理大会)
- (118) 中国雲南省のインディカ型イネ品種のいもち病抵抗性遺伝子の推定 (日本植物病理大会)
- ダイズおよびツルマメの紫斑病抵抗反応の組織学的研究
- ツルマメのダイズ紫斑病抵抗性の遺伝子分析
- (21) 中国雲南省で採集したいもち病菌の病原性の変動 (東北部会講演要旨)
- (16) 紫斑病に対するダイズ品種と野生ダイズ(ツルマメ)の莢・子実での抵抗性機作 (昭和60年度地域部会講演要旨(東北部会))
- ダイズ紫斑病に対する野生ダイズ(ツルマメ)系統の抵抗性
- ダイズ紫斑病による収量の低下
- (22) 紫斑病菌のダイズ莢での侵入, 進展と子実の発病 (東北部会講演要旨)
- 機械移植栽培イネにおけるいもち病の発生生態と防除
- (78) ダイズ紫斑病に対する野生ダイズの抵抗性 (昭和59年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (1) ケイカル施用によるイネのケイ酸および窒素吸収力の変動といもち病抵抗力 (東北部会講演要旨)
- 77. 水稲ムレ苗の発生機作について : 第1報. 発生条件および品種間差の検討
- 密陽 23/ アキヒカリの RI 系統群を用いたイネいもち病抵抗性に関する QTL 解析
- イネいもち病菌レースの病原力に関する研究
- 1994年,日本におけるイネいもち病菌レースの分布
- (26) イネムレ苗における Pythium 属菌の分離時期 (東北部会講演要旨)
- (1) イネの生育時期といもち病圃場抵抗性 (昭和51年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (28) 東北地域における水田雑草クログワイに多発する病害の実態調査 (昭和62年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (2) 窒素施用量を異にしたイネに対する葉齢期別低温処理がいもち病の抵抗力に及ぼす影響 (昭和60年度地域部会講演要旨(東北部会))
- ごま葉枯病による葉焼症苗の発病程度による移植後のイネの生育といもち病,紋枯病に対する抵抗力
- イネ品種の冷水潅漑による穂いもち抵抗力
- (2) イネのいもち病抵抗力に及ぼす人工降雨の影響 (東北部会講演要旨)
- (1) イネいもち病菌の種子での野外越冬と育苗期感染病斑の葉いもち発生期への伝染源 (東北部会講演要旨)
- イネのRhizopus chinensisによる立枯病苗およびPythium属菌による萎凋性立枯病苗の移植後の生育
- 葉齢期別低温処理イネのいもち病抵抗力の変動
- 冷水灌漑における葉いもちの発生の推移ならびに程度と穂いもち発生程度との関係
- 冷水灌漑で多発するいもち病に対しての粒剤または散布剤の使用時期・回数と防除効果
- (66) ヤマセ気象下におけるイネ穂部のいもち病の感染機作 (昭和58年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (65) ダイズ紫斑病菌の侵入機作 (昭和58年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (5) イネいもち病の伝染源集積に及ぼす温度, 遮光, 雨の影響 (東北部会講演要旨)
- (4) イネの葉齢期別あるいは出穂後の低温処理が葉と穂いもち抵抗力に及ぼす影響 (東北部会講演要旨)
- ダイズ紫斑病の発生予察法
- ダイズ品種の紫斑病抵抗性検定法
- ダイズ品種の摘花による成熟期の調節と紫斑病抵抗性検定
- イネいもち病の伝染源としての胞子形成に対する温度,遮光,人工降雨の影響
- 冷水灌漑で多発するいもち病の薬剤による防除
- イネいもち病菌レース047の発生後の年数経過と病原力の増大
- (14) いもち病菌の病原力に対する品種特異性 (東北部会講演要旨)
- (11) 機械移植イネのいもち病発生推移 (東北部会講演要旨)
- 薬剤耐性菌の発生防止を考慮したダイズ紫斑病の薬剤防除法 (畑作物・豆類の病害虫)
- (19) いもち病広域発生期前の発病推移 (昭和56年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (18) ハウス育苗中のイネ苗のいもち病菌による感染と移植後の発病推移の昭和55年の実態 (昭和56年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (7) いもち病菌感染イネ苗の移植後の発病 (東北部会講演要旨)
- (5) 葉いもちの病勢におよぼす菌株の病原力の影響 (東北部会講演要旨)
- ダイズ紫斑病の薬剤防除方法
- ダイズ紫斑病菌の感染過程に対する温度の影響
- (7) イネいもち病菌レース047の発生後年数と病原力 (昭和55年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (4) 主働抵抗性因子型を異にするイネ品種の混植による葉いもちの発病抑制とその要因 (昭和55年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (16) 東北地方の転換畑ダイズに発生した1細菌性病害 (東北部会講演要旨)
- (12) いもち病菌のパンチ接種による病班長の菌株間差の葉位・温度・品種による変動 (東北部会講演要旨)
- (7) ダイズ紫斑病菌胞子の飛散・付着・発芽とダイズの発病時期 (東北部会講演要旨)
- (4) いもち病菌によるイネのズリコミ程度の菌株間差 (昭和54年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- (7) 葉いもちの本田における発病相の品種間差異 (昭和53年度地域部会講演要旨(東北部会))
- (6) 培地上とイネ体上に形成したいもち病菌胞子の感染能力の差異 (昭和53年度地域部会講演要旨(東北部会))
- (7) いもち菌の葉位別接種, 接種法によるイネのズリコミ症状と品種 (昭和53年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (6) イネの植付列数といもち発病の品種間差異 (昭和53年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (3) いもち菌菌株の混合接種による病斑拡大の経時変化 (昭和52年度地域部会講演要旨(東北部会))
- (2) いもち菌の生活史段と品種の圃場抵抗性発現 (昭和52年度地域部会講演要旨(東北部会))
- (12) イネ品種のいもち病圃場抵抗性と穂の発病部位および部位別発病率 (昭和52年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (11) いもちによるズリコミ現象とイネ品種の圃場抵抗性 (昭和52年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (3) いもち菌の単胞子接種による発病と圃場抵抗性 (昭和51年度地域部会講演要旨(東北部会))
- (2) 葉面の1カ所に接種したいもち菌胞子の数と発病 (昭和51年度地域部会講演要旨(東北部会))
- (2) いもち病菌非親和性菌型による種籾の発病と罹病種籾からの立枯れの発生 (昭和51年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (17) いもち罹病種籾に起因する立枯れの発生と時期 (昭和50年度地域部会講演要旨(東北部会))
- 北陸地域における多発生 (特集 平成5年の異常気象に伴うイネいもち病の多発生)
- チラウム・ベノミル剤によるいもち病,ごま葉枯病,ばか苗病の種子消毒
- ダイズ紫斑病の生態と防除に関する研究