Pseudomonas andropogonisによるチューリップ黒腐病
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概要
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A new bacterial disease of tulip (Tulipa gesneriana L.), bacterial black rot, was found in Toyama prefecture during August 1973. The disease occurs on post-harvest tulip bulbs during July to September, particularly in early and middle August. The affected bulb usually shows brownish irregular spots on an outside scale, and sometimes shows symptoms on the second and third inner scales without any symptoms on an outside scale. Severely infected bulbs are dried up into dark brown color. Fourteen bacterial isolates obtained from affected scales were identical with each other in their bacteriological characteristics and pathogenicity on tulip bulbs. Those isolates coincided in their bacteriological characteristics with the descriptions of P. andropogonis and P. woodsii and with the characteristics of two nomenspecies used as the check isolates in this experiment. The isolates from tulip and the two check isolates were pathogenic to all the three kinds of their original host plants, tulip, sorgo and carnation, and the symptoms on those plants were quite similar to each other. As P. androtogonis and P. woodsii were designated on the same date, the authors chose P. andropogonis as the legitimate name in accordance with the rule 42 of the International Code of Nomenclature of Bacteria 1975. The pathogen of bacterial black rot of tulip is thus identified as Pseudomonas and ropogonis (Smith 1911) Stapp 1928.
- 日本植物病理学会の論文
- 1979-12-26
著者
-
名畑 清信
富山県農業水産部普及指導課
-
草葉 敏彦
富山県経済連
-
江塚 昭典
元生物研
-
西山 幸司
農業技術研究所
-
江塚 昭典
農業技術研究所
-
草葉 敏彦
富山県農業試験場
-
太田 光輝
静岡県伊豆振興センター南伊豆農場
-
太田 光輝
静岡県農業試験場
-
名畑 清信
富山県農技セ 農試
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