イネ白葉枯病の抵抗性機作に関する研究 : III. 抵抗性および罹病性品種における細菌抑制物質の生成速度と細菌の増殖経過
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概要
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Rice leaves produce unidentified ethyl acetate-extractable antibacterial substances in response to infection by Xanthomonas oryzae. This study aims at elucidating the role of these substances in the resistance of leaves against pathogen. In leaves inoculated with in compatible strains, antibacterial substances were detected as early as 24 hr post-inoculation, increased rapidly to the maximum level within 3-5 days, and remained constant thereafter. Bacterial multiplication in leaves were inhibited as these substances accumulated, suggesting that they play a significant part in resistance expression. In leaves inoculated with compatible strains, on the contrary, these substances were not detected until lesions became visible, increased gradually as lesions enlarged, and reached a considerably high level at the later stage of pathogenesis. These antibacterial substances were also found in a small quantity in leaves that had not been inoculated. These results were discussed in relation to the development of disease syndrome.
- 1977-07-25
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