英語データベースにおける日本人著者名のローマ字表記の現状調査
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概要
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1981年のINIS(国際原子力情報システム)データベース,および関連の原論文について調査した。その結果,日本入力と外国入力分では,その記述に大きな相違のあることを見い出した。すなわち,日本入力分の92%は姓に続く名が完全に綴られている。しかし,外国入力分は,原論文に45%の名の完全綴りが記載されているにもかかわらず,データベースでは99,9%が名はイニシャル1文字の記述となっていた。この調査はまた,他のデータベース(CA Search,NTIS,COMPENDEX,INSPEC)におけるサンプル・チェックによって補強された。日本人個人著者名の識別性を高めるため,著者,一次資料編集者,英語二次データベース作成者に対して,ローマ字による完全綴り表記の要請を結論とするものである。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1984-12-01
著者
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