国内原子力レポートの構成要素と記載事項
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概要
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国内原子力レポート65コードを対象とし,レポートの編集,発行の際に具備すべき科学技術レポートの様式(案)(SIST-09-1984)の定める構成要素と記載事項の表示実態を調査した。あわせて英語化が必要な記載事項の現状も調査した。その結果,SISTの示している必須記載事項の具備率は,書誌事項は80〜100%とかなり高いが,主題事項は抄録66%と低く,キーワードは3%ときわめて低いことがわかった。また書誌事項は,表紙,標題紙,前部に主として分散しているが,主題事項は前部に集中していることがわかった。英語表記は,標題80%,著者名(ローマ字表記)66%,所属機関名60%,発行者名68%,抄録62%であった。これらレポートの記載事項の実態に基き作成の面ばかりでなく,二次情報処理の効率化のためにも,SIST-09の原則が広く受け入れられることが望まれる。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1985-11-01
著者
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