手書数字認識における階層型ニューラルネットワークの中間層に関する考察
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概要
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階層型ニューラルネットワークによる手書数字認識システムを試作し,中間層の機能を考察した.階層型ニューラルネットワークによる文字認識に関しては多くの研究があり,認識率を上げるための様々な手法が提案されているしかし認識に重要な機能を果たす中間ユニットそのものについては十分な議論がなされていない.一般にニューラルネットワークは,学習によって獲得した知識を中間層に蓄えると考えられており,中間層の解析は文字認識のしくみを解明する上で重要である.本稿ではニューラルネットワークのシミュレーション結果について述べた後,中間層の役割,および中間ユニットが持つべき重み分布について説明する.また,ニューラルネットワークの冗長度を少なくすることにより,中間層に望ましい重み分布を学習させることが可能であることを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-15
著者
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山崎 晴明
沖電気工業(株)総合システム研究所知識情報処理研究部
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山崎 晴明
沖電気工業(株)総合システム研究所
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山崎 晴明
沖電気工業(株)ソフトウェア事業部
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立石 雅彦
沖電気工業(株)総合システム研究所
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