計算機援助による個人用作文・編集システム
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概要
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個人用の英文作文・編集システムを試作した. これは単に編集, 清書だけでなく, 文章の作成作業を原稿作成の最初の段階から計算機援助で行うことを目的としている. このため, 本システムは, 手元に置いて自由に使用できるスタンドアローン型式とし, 作業領域としてタイプした用紙を使用して, 従来人手で行っている校正作業と同様の操作方法を実現した. システムは, マイクロ・コンピュータ, 電動タイプライタ, フロッピィディスク装置, ファンクション・キー, および新開発の位置入力装置から成る. 文章は最初からタイプライタで書く. タイプした用紙を用いて草稿を見直し, この上で修正箇所をペンで指して順序の入替え, 削除, 挿入, 置換え等をくり返し指示し, 原稿を仕上げてゆく. タイプした用紙を用いたことにより, 修正位画の指示が容易になり, さらに用紙に, 任意の記号やコメントを書込むことができる. 修正した結果は, 人の指示により, システムが自動的に打直す. 修正箇所をペンで指して入力するため, 安価な位置入力装置を考案し, タイプライタに取付けた. 本システムを用いることにより, 文章作成時に繰返して行う変更や書直し等のルーチン作業を大幅に軽減することができる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1979-11-15
著者
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