マイクロコンピュータによるFire符号のシミュレーションプログラム : データ通信への応用
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概要
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ディジタル通信の高信頼度化のための主要な方法の一つである符号理論の研究は多大な成果を上げ, 種々の誤り検出ならびに誤り訂正符号が実用されている. また, マイクロコンピュータが飛躍的に発展し, データ通信の端末としても用いられている. したがって, 従来ハードによっていた符号理論の手法をマイクロコンピュータのソフトによって実現することができれば, 経済的で柔軟なデータ通信システムが構成され得る. 本論文において, Fire符号のシミュレーションプログラムとその良好な結果を示す. シフト演算法を用いた場合, 3バースト誤り訂正, n_<max>=35のFire符号を用いたときの復号時間の上限は約4.0msである. さらに256語の復号表(剰余と誤りパターンの対応表)を用いるテーブル・ルックアップ法によれば復号時間を約1/2とすることが可能である. なお, プログラム作成に用いた言語はマイクロコンピュータPANAFACOM L-16A のアセンブリ言語である.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1979-11-15
著者
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