(22)韓国産porcelain vine witches' broom病(新称)のphytolasmaの系統解析とそのrRNAオペロンの遺伝子構成
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概要
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2001年,韓国の鬱陵島で新梢に激しい小葉及びてんぐ巣症状を呈するノブドウ(Ampelopsis brevipedunculata var. heterophylla)が多数認められた.この罹病組織より全DNAを抽出し,ファイトプラズマの2つのrRNAオペロン(rrnA,rrnB)をLA-PCRにより区別して増幅するprimer set(鄭ら,本年度大会)を用いてPCRを行い,それぞれより増幅された約4.8kbpと5.7kbpのDNA断片の全塩基配列を決定した結果,本病害の病原はファイトプラズマであることが判明した.rrnAの16S rRNA遺伝子の全塩基配列を用いて系統解析を行った結果,16S-group lのAY-subgroup(sg.)(Jung et al.,2002)に分類された.また両オペロン間で16S rRNA遺伝子,16S/23S spacer regionおよび5S rRNA遺伝子の塩基配列相同性は100%,23S rRNA遺伝子では99.8%であった.また,両オペロンの遺伝子構成は同じAY-sg.のoniony ellows phytoplasma(柳崎ら,本年度大会)と一致した.以上より本病をporcelain vine witches' broom病(新称)と命名したい.
- 日本植物病理学会の論文
- 2003-02-25
著者
-
難波 成任
東大院農生
-
日比 忠明
東大院農
-
日比 忠明
玉川大
-
鄭 煕英
東大院農
-
鄭 煕英
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
鄭 熙英
東大院農
-
宇垣 正志
東大院農
-
日比 忠明
植物ウイルス研
-
難波 成任
東大院農東大院新領域
-
茵 美智
韓国植検
-
李 凖卓
慶北大
-
難波 成任
東大院農
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