(24)キュウリ緑斑モザイクウイルスの弱毒ウイルス作出とスイカへの影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
メロンで利用されているCGMMVの弱毒株SH33bを改良したSH33cは,スイカの葉や果実に典型的な病徴を示したため,温度処理によってスイカに病徴を示さず増殖する株を作出した.純化SH33cをスイカ苗20株の子葉に接種し,20℃で20日間処理後,15℃で20日間処理し,無病徴の株の汁液をChenopodium amaranticolorに接種し,得られた単病斑をスイカに戻し接種し,25℃条件下で無病徴の植物から6株を得た.それぞれスイカ子葉に接種し,7日後に強毒株を接種し,強毒株接種40日後まで病徴が発現せず,高い干渉効果が認められた5株から1株を選抜し,SA20Kと命名した.SA20Kを接種したユウガオ台スイカを,CGMMV強毒株の汚染土壌に定植したところ,対照のSH33c接種株では7%%の果実に明瞭な病徴が発現したが,SA20Kによる果実品質への影響は認められなかった.
- 日本植物病理学会の論文
- 2003-02-25
著者
関連論文
- G314 シルバーリーフコナジラミに対する数種散布剤のTYLCV媒介抑制効果(一般講演)
- イネ科植物から分離されたXanthomonas属菌のイネ白葉枯病発病に対する影響と同定(関東部会講演要旨)
- B309 熊本県におけるクモヘリカメムシの発生推移と越冬成虫の産卵開始時期(発生予察 被害解析)
- A201 高圧炭酸ガスがクリシギゾウムシ幼虫の生育に及ぼす影響(防除法・害虫管理・IPM)
- I201 ネオニコチノイド系殺虫剤鉢上げ時処理の育苗期トマトに対するTYLCV感染抑制効果(防除法・害虫管理・IPM)
- F210 サツマイモネコブセンチュウに対するオゾンガスの防除効果(一般講演)
- D308 シルバーリーフコナジラミ成虫の薬剤感受性検定法(一般講演)
- (17) トマト萎凋病菌Fusarium oxysporum f.sp. lycopersiciに対するオゾンガスの殺菌効果(九州部会講演要旨, 平成16年度地域部会講演要旨)
- (3) Tomato yellow leaf curl virus長崎株に対するトマト品種の感受性(九州部会講演要旨, 平成16年度地域部会講演要旨)
- (219)硫黄粉剤散布後の施設内における硫黄濃度の測定(平成16年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- (9)トマト斑点病に対する有効薬剤の探索(九州部会講演要旨)(平成15年度地域部会講演要旨)
- (8)硫黄粉剤散布およびハウス開閉温度調整によるメロン病害の省力防除(九州部会講演要旨)(平成15年度地域部会講演要旨)
- 施設メロンにおけるワタヘリクロノメイガおよびオオタバコガに対する防虫ネットの被害防止効果
- トマト斑点病防除に有効な薬剤の探索
- (221)硫黄粉剤散布によるメロンおよびイチゴうどんこ病の省力防除(平成15年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- G304 斑点米カメムシ類調査における見取り法の有用性(斑点カメムシ)
- (24)キュウリ緑斑モザイクウイルスの弱毒ウイルス作出とスイカへの影響
- 熊本県産ワタヘリクロノメイガの薬剤感受性
- E228 スクミリンゴガイに対するメタアルデヒド剤の作用特性(防除学・害虫管理・IPM)
- 水稲湛水直播栽培におけるメタアルデヒド剤の播種時散布と落水処理体系によるスクミリンゴガイの被害防止
- 21 ウンシュウミカン露地栽培における緩効性肥料の効果(九州支部講演会(その2))
- (1) 早期水稲ナツヒカリにおけるイネ紋枯病の発病程度と被害 (九州部会)
- (21) 九州地方で分離されたトマト黄化えそウイルスのRT-PCRによる検出とN・タンパク質領域の塩基配列 (平成10年度九州部会)
- (246) RT-PCR法によるキュウリ緑斑モザイクウイルスの弱毒株と強毒株の識別 (平成11年度 日本植物病理学会大会)
- (229) トマト黄化葉巻病抵抗性台木の利用が発病に及ぼす影響(平成20年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- トマト'TTM-007'のハウス抑制栽培における黄化葉巻病抵抗性
- E215 トマト黄化葉巻病発病株のハウス内での分布様式(一般講演)
- (20) 熊本県のキクから検出されたトマト黄化えそウイルス (平成10年度九州部会)
- (391) 熊本県のスイカから検出されたキュウリ緑斑モザイクウイルス
- (301) スイカから分離された2種のポティウイルスの塩基配列 (日本植物病理大会)
- 熊本県のキクから検出されたキク矮化ウイロイド
- 熊本県のキクから検出されたキク矮化ウイロイド
- (18) 熊本県で発生した数種のポチウイルスによるスイカの果肉異常 (九州部会)
- (324) キク微斑ウイルス(CMMV) RNAのcDNAクローニングと3'末端の塩基配列 (日本植物病理大会)
- 九州農試圃場のメロンから分離されたカボチャモザイクウイルスとキュウリモザイクウイルス
- (20) キュウリモザイクウイルスジニア系(CMV-Z)に対するモノクローナル抗体(MCA) (九州部会講演要旨)
- (231) キュウリモザイクウイルス黄斑系(CMV-Y)に対するモノクロナール抗体(MCA) (平成元年度日本植物病理学大会講演要旨)
- (5) 熊本県内の二条大麦に発生した葉の斑点症状 (九州部会)