ロードされた構成データを修飾して使用する安全性強化型再構成可能ハードウェア(ソフトウェア・著作権保護)(<特集>新たな脅威に立ち向かうコンピュータセキュリティ技術)

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概要

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FPGA(Field Programmable Gate Array)などの再構成可能ハードウェアは,デバイス内部で構成する回路を定義した構成データをロードすることで,内部の回路構成を変更することができる.ソフトウェア無線のように構成データがネットワーク上でやりとりされるような環境では,不正な利用者に構成データが渡り,解析・改変されることが考えられる.そこで我々は,解析行為が難しくなるような構成データの保護方式の基本アイディアを提案する.基本アイディアでは,あらかじめ再構成可能ハードウェア内部に秘密の固定回路を作っておく.構成データ作成者は,構成データを秘密の固定回路に応じて変換して,配布する.もし,不正な利用者が変換された構成データを入手したとしても,保護対象の回路とは等価ではないため,解析が困難になると期待される.本稿では,基本アイディアをFPGA上で実装する方法について検討し,その安全性について論じる.
一般社団法人情報処理学会の論文
2003-08-15

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