リフティングスキームによる四辺形メッシュの多重解像度表現
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概要
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3次元形状をメッシュモデルで詳細に表現するためには大規模なメッシュデータを必要とし,表示の際の計算量はその詳細度に応じて膨大なものとなる.このような詳細なメッシュからなるモデルを高速に表示するために,必要に応じてメッシュを簡略化して表示する多重解像度表現が広く用いられている.我々は四辺形メッシュからなる3次元形状モデルに対し,新しい多重解像度表現の手法を提案する.これは高速ウェーブレット変換アルゴリズムの1つであるリフティングスキームとメッシュの詳細化手法である細分割法に基づいた手法であり,以下,これをリフティングサプディビジョンと呼ぶ.本手法では四辺形メッシュの簡略化を高速に行うことができ,かつ可逆性を持つ.また,データ量がつねに一定,すなわち逆変換に必要な情報のための領域を新たに用意する必要がないという特徴を持つ.
- 2003-04-15
著者
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