機械系に対する人間系の関与の姿勢に基づいた情報システムの分析視点(<特集>岩手の会)
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概要
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機械系と人間系で構成される情報システムが成り立つには, 両者間のバランスが不可欠であり, そのバランスにズレが生じた場合に, 情報システムが問題を呈するものと考えられる.そのためシステム開発において盛んに議論されてきたのは, 要求の明確化やプロトタイピング等のように, そのズレが可能な限り少なくなるような方法論であったと捉えることができる.しかし, そのズレを完全になくした機械系の構築は困難であるばかりでなく, 機械系との相互作用や環境の作用に応じて人間系は随時変化しているため, 情報システムを巡り様々な問題が発生していると考えることができる.特にシステムの再構築や組織変更などにおいては, それらの問題がより顕著に現れることとなる.このような考えに基づき本論では, この人間系と機械系のズレに着目した情報システムの分析視点を提案する.また事例分析を通して, この分析視点を用いて人間系の関与の姿勢によりそのバランスのズレを少なくすることで, 情報システムを巡る問題に対処する方策について考察する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-03-15
著者
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