モーバイル環境におけるユーザ満足度に着目したトラフィックマネジメント方式

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概要

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近年の、急激な携帯電話やPHSの普及と携帯端末の小型化に伴い、ユーザのニーズに応じて「いつでもどこでも」利用できるモーバイルコンピューティングが期待されている。しかし、無線リソースは有限であり、今後のユーザ数増加やマルチメディア情報へのアクセスを考えると、現在の回線交換方式を中心としたシステムではネットワークレスポンスなどの問題が考えられ、今後はパケット交換方式などを含めたネットワークリソースの効率的利用が必要になると考えられる。本論文では、送信される情報の特性やリアルタイム性に応じて優先度をつけ、トラフィックを動的に制御するトラフィックマネジメント方式を検討する。ネットワークリソースを効率的に利用し、サービス品質、レスポンスタイム等を向上させることによるユーザ満足度向上をシミュレーションにより評価し、トラフィックマネージメント方式が有効であることを示す。また、回線交換方式にパケット交換方式を組み合わせたハイブリッド交換方式についても評価する。
1998-02-13

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