情報行動文法モデル : 社会的状況が情報問題解決プロセスに及ぼす影響
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概要
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インターネット上の情報システムは様々な職種・機関・文化・地域を代表する多様なユーザを対象とするため、システム設計の基礎となる汎用性のある概念モデルの構築にはユーザの情報行動に関連する様々な要因間の関係把握が必要不可欠である。本研究ではこうした認識に基づき、インターネット上で提供されるデジタル・レファレンス・サービスを利用した62名のインタビュー回答者の情報探索プロセスを分析し、複数回答者の情報探索プロセスに影響を及ぼす動的要因を識別し、それらの間に存在するシステマティックな関係パターンをとらえ、ユーザ指向の情報システム設計の基礎となる概念モデルとして情報行動文法モデルを構築した。このモデルの適用範囲、情報行動研究への貢献、および情報システム設計への応用可能性を論じる。
- 2001-06-26
著者
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