ERP導入に伴う日米業務マニュアル格差の影響について : ERD/DFDの系譜を中心に
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概要
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ERP導入にはERDやDFDの作成が必要である。その作成に欧米ではマニュアルが使われるのが普通である。ところが日本語の業務マニュアルからは極めてERD/DFDが書きにくい。そこでその原因を調べてみた。具体的にはERDについては創始者の論文において英文からの自動的作図方法が説明されていることが判った。DFDについても同様であり, 創始者によるマニュアルからの記述法及びDFDの基本概念を記述している論文にも「DFDは一種の言語である」という思想が色濃く現れている。従って, DFDやERDの構造は英文そのものであるといえる。それに対して日本語は文法構造上, ERD/DFDに馴染んでいない。これが日本語マニュアルからERD/DFDを生成しにくい理由の一つであると考えられる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-03-16
著者
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