分散協調処理による効率のよい多標的追跡計算法
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概要
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この論文では, 多CPU協調による大域的最小値を見つける吉田等の9), 11)協調的分散処理方式を使って, 固定多センサー網による多標的追跡解法に最大充推定法(ML)による計算効率のよい緩和解法を開発した.局所的な緩和解の最小平均二乗誤差計算法に, これまで広く使われていたハンガリ型の割り当てアルゴリズム10), 12)の替わりにO(NlogN)という簡単な分類アルゴリズムを持ち込むことにより, 計算効率だけでなく, 解の安定性も大幅に改良されることを示した.本論文では, 標的の最適割り当て行列が, 全標的の並び替えた方位ベクトルにより与えられることを証明した.方向・速度とも任意の運動する標的数が8個, 12個の場合, それぞれ4個, 6個のCPUを使って400MhzのPCで1分以内に計算することが出来た.この解は, 全体の最適化問題のなかの一部に最適解が組み込まれているという意味で, Tingiltis of 3), 12)の準最適解にあたる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-03-23
著者
-
陳 亮
University of Northern British Columbia
-
徳田 尚之
サン・フレア研究・開発センター
-
徳田 尚之
宇都宮大学教養部
-
徳田 尚之
宇都宮大学 工学部
-
陳 亮
宇都宮大学情報工学科
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