超ヂュラルミンにおける引張及び圧縮應力のX線的測定 : 材料、材料力学、弾性学

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概要

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軟鋼、鋳鉄におけるX線的應力測定に就ては既に瘻々上発表された通りである。超ヂュラルミンに於ては軟鋼類に比し同一應力に対して歪が大きく出る事を考慮し、軟鋼、鉄鋳に於て可能であったX線的應力測定が超ヂュラルミンに於ても可能であるか否かを吟味せんとした。即ち超ヂュラルミンの試験片に夫ヵ降伏点以下の数段の引張並に圧縮應力を加へ各段階毎にX線を管て應力を測定した。その結果上述の如き如何なる應力状態に於てもその機械的應力値とX線的應力測定値とは実験の誤差範囲内にて極めてよく一致し、旦原子格子は完全彈性体として働く事を確認し以て超ヂュラルミンに於てもそのX線的應力測定値は彈性應力に関する限り十分」信頼しで利用し得る事を確認した。
一般社団法人日本機械学会の論文
1944-02-25

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