不整地における高齢者の閉眼片足立ち姿勢と重心動揺
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高齢者の不整地面における重心動揺を理解することは転倒問題を検討するときに重要である。本研究はピドスコープに平面、および不整地条件として凸面と凹面を設置し、閉眼片足立ち姿勢を取らせたときの重心動揺を足圧中心の変化から左右間と3面間の比較により不整地面での安定性を検討した。対象は6名、平均年齢62.50歳(±3.76、60〜70歳)、ボールを蹴る足は全員右足であったが開眼片足立ち時間の左右差はみられなかった。重心動揺の測定項目は動揺距離、前後方向と左右方向の各動揺距離、集中動揺面積、前後左右方向の最大動揺幅とその比、動揺の標準偏差値とその比である。平面の動揺距離は凹面と凸面により有意に小さかった。平面の集中動揺面積と最大動揺面幅は右が左より有意に大きかった。平面における右の集中動揺面積は凹面より大きい傾向にあった。結論として不整地面で重心動揺は影響を受けるが足底部が安定する凹面では動揺が制御される。
- 日本保健科学学会の論文
- 1998-12-18
著者
関連論文
- 1224 臨床的バランス能力測定法に関するアンケート調査結果(理学療法基礎系40, 第42回日本理学療法学術大会)
- 変形性膝関節症の座位における骨盤可動範囲について
- 647. 体幹深部筋エクササイズ時の心拍数分析(リハビリテーション・運動療法,一般口演,第63回日本体力医学会大会)
- 212 2種類の体幹深部筋トレーニング時の心拍数分析(理学療法基礎系,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 500 無酸素性代謝閾値以下の運動後心拍数回復時間の解析 : 第2報(理学療法基礎系19, 第42回日本理学療法学術大会)
- 622. 低強度運動時の心拍数回復過程の解析(リハビリテーション・運動療法, 第61回 日本体力医学会大会)
- 1269 選択的大腰筋トレーニング方法の検討 : MR信号の変化による体幹深部筋活動の評価(理学療法基礎系45, 第42回日本理学療法学術大会)
- 638. 不安定版を用いた背臥位体幹筋トレーニングが体幹筋に及ぼす影響 : MRI画像による分析(リハビリテーション・運動療法, 第61回 日本体力医学会大会)
- Kinematic MRIを用いた運動解析の基礎的研究
- 721 荒川版転倒予防体操の開発と体力指標についての4ヶ月効果(生活環境支援系理学療法15)
- 572. 上方牽引による免荷歩行時の活動時心拍指数の解析(リハビリテーション・運動療法)
- 回転モデルを用いたICR算出精度の検討
- 578. 各姿勢間における代謝当量の変化(リハビリテーション・運動療法,第62回日本体力医学会大会)
- 699 力学的モデルによる背臥位・膝関節終末伸展トルク値の推定
- 251 腰椎彎曲の相違による持ち上げ動作時の体幹・下肢運動の変化
- 304 股関節屈曲運動への骨盤後傾の影響(測定・評価)
- 患者団体支援による住宅改修情報の有効性に関する研究--全国脊髄小脳変性症友の会の活動支援に焦点を当てて
- 多様な外乱刺激を加えた歩行練習が運動機能に与える影響
- 1102 外乱刺激を加えた歩行練習が運動機能に与える影響 : 外乱刺激強度の検討(理学療法基礎系39)
- 1046 階段昇降運動における昇降速度と心拍数回復過程に関する検討(理学療法基礎系28)
- 階段昇降運動時の昇降速度と心拍数変化の関係について(リハビリテーション・運動療法, 第59回日本体力医学会大会)
- 階段昇降速度規定時,非規定時の心拍数変化の検討
- 生活環境支援系理学療法研究部会の概要ならびに今後の方針(生活環境支援系)
- 前十字靭帯損傷者の歩行時膝関節角度,関節モーメントと変形性膝関節症の要因に関する研究
- 前十字靭帯損傷患者の歩行時関節角度と関節モーメントに関する研究(運動学)
- 下腿・足部冷却が立位姿勢制御に及ぼす影響(運動学)
- 下腿と足部冷却が立位姿勢制御に及ぼす影響
- 前方および下方への上肢の等尺性押し動作における腹筋活動の分析
- 133 肩関節外転角度変化が上肢CKC動作時の筋活動に及ぼす影響(理学療法基礎系10)
- 647. 背臥位での下肢挙上位保持姿勢における腹壁凹まし運動による腹筋筋厚変化(リハビリテーション・運動療法, 第61回 日本体力医学会大会)
- 808 無酸素性閾値を基準にした一定強度運動負荷後の心拍数回復過程に関する検討(理学療法基礎系31,一般演題ポスター発表,理学療法の可能性,第41回日本理学療法学術大会)
- 513.日常生活身体活動量と移動手段選択との関係(リハビリテーション・運動療法,一般口演,第60回 日本体力医学会大会)
- 不整地における高齢者の閉眼片足立ち姿勢と重心動揺
- 306. 脳卒中患者のQOL : 麻痺との関係を中心に
- 45. 下肢筋疲労と運動負荷強度との関係
- 2. 運動前後における位置覚の誤差精度
- 456 骨盤および床反カベクトルの傾斜角が大腿四頭筋の筋活動に及ぼす影響 : 第3報(運動学)
- 目標荷重量の違いが閉眼での下肢荷重量調整学習に与える影響
- 592. 日常生活と関連する動作課題における腰椎可動域の分析(リハビリテーション・運動療法,第62回日本体力医学会大会)
- 訪問リハビリテーションにおけるPT・OTの協業に関する調査研究 : 専門分野と利用者ニーズをふまえて
- 地域在住健常高齢者における継続的運動が静的バランス能力と筋力に及ぼす影響(地域リハビリテーション)
- 436 しゃがみ込み動作における腰椎・骨盤の運動が下肢関節に及ぼす影響(運動学)
- 外乱刺激に対するパーキンソン病者の立位姿勢保持に関する研究(第一報)
- 879 変形性膝関節症患者の歩行における足底挿板の影響について(骨・関節系理学療法34)
- 346 厚底サンダル装着における歩行時関節モーメントと角度に関する研究
- 222 加速度計付歩行計と三次元動作解析装置による定量的歩行評価に関する研究(理学療法基礎系16)
- 足踏み動作の運動分析(第1報) : 予備的分析
- 452 座位での前方および下方への押し動作における腹筋活動の分析(理学療法基礎系,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 肩関節肢位変化による肘関節伸展加速度
- 進行性神経難病に対する住宅改造に関する研究--パーキンソン病の各類型別事例から
- 486.高齢者の腓腹筋伸張が立位バランスに及ぼす影響
- MRIによる股関節屈曲運動の解析
- 1028 ハムストリングスの柔軟性と歩容との関連 第2報(理学療法基礎系25)
- 107 同時フィードバックの精度が下肢荷重量調整学習に与える影響(運動学)
- 98 MRIを用いた矢状面における股関節屈曲運動の解析 : 股関節屈曲運動への骨盤傾斜の影響
- 457 半歩前進立位における膝関節屈曲モーメントと足底位置の関連(運動学)
- 378 トレッドミル免荷歩行時の呼吸循環応答(運動・神経生理)
- 648. 上肢運動による体幹への運動負荷の負荷方向と腹筋活動との関係(リハビリテーション・運動療法,一般口演,第63回日本体力医学会大会)
- 541.下肢重量を運動負荷とした腹筋機能検査における腹横筋断面積変化(リハビリテーション・運動療法,一般口演,第60回 日本体力医学会大会)
- 532 理学療法教育におけるインタープロフェッショナル教育の現状と展望(教育・管理系理学療法1)
- 振動刺激が座位傾斜制御に及ぼす影響
- 207 下肢荷重量調整学習におけるOcclusion法の効果
- 下肢筋疲労と運動負荷強度との関係
- 腹筋群収縮の有無と膝関節角度変化による大腿四頭筋のreaction timeとpre-motor timeの関係
- 骨盤・下肢固定による伸展下肢挙上テスト測定角度への影響
- 在宅高齢障害者の住宅改修計画立案に関連する要因
- 149 ハムストリングスの柔軟性と歩容との関連(理学療法基礎系11)
- 膝前十字靭帯不全患者の歩行時膝関節モーメントと関節角度に関する研究
- 膝前十字靱帯不全患者の歩行時膝関節モーメントに関する研究
- 骨盤前後傾運動時の腰椎運動の分析
- 屋外環境における高齢者の歩行
- 多発性硬化症の理学療法 : 評価と治療