琉球列島西表島におけるMegacrania alpheus(ナナフシ目ナナフシ科)の発生
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概要
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Megacrania alpheus(ツダナナフシ)はニューギニア,モルッカなどからフィリピン,台湾に至るまで分布する広域分布種であるが,本種が琉球列島西表島にも産することが明らかとなり,その分布圏をさらに北上させた.この西表島産のものを台湾およびセラム産のものと比較したところ,中胸腹板の伸長,雌下蓋板(operculum)の長さや形状に差が見られたので,ここに新亜種M.a.adanとして記載した.併せて,卵の形状,生態について述べ,また分布についての考察も行った.なお,新亜種の和名は,ヤエヤマツダナナフシとしたい.
- 日本動物分類学会の論文
- 1991-06-25
著者
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