X線によるSM50AおよびHT80鋼の疲労破面解析(<小特集>X線材料強度小特集)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
An X-ray fractographic study was made on the fatigue fracture surface of SM50A and HT 80 steels. The residual stress and the half-value breadth of X-ray diffraction profile were measured at and beneath the fracture surface. The correlation was examined between the parameters obtained from the X-ray measurements and the fracture mechanics parameter of K_<max> or ΔK at which the fracture surface had formed. The residual stress on the fracture surface was found to increase at first, reach to a maximum value at a certain value of K_<max> or ΔK and then decrease. It was also found that the residual stress was controlled by K_<max> in a low of K_<max> or ΔK region, while it was governed by of ΔK in a high of K_<max> or ΔK region. The reasons of this behavior were discussed by using the data from constant K_<max> and constant ΔK tests which were additionally planned and made in this study. The half-value breadth B, on the fracture surface was found to increase with K_<max> in the two steels used in this study. The value of B was influenced by stress ratio in HT 80, although it was not influenced in SM50A. Both of the distributions of residual stress and half-value breadth beneath the fracture surface were found to be useful for the prediction of monotonic plastic zone size or K_<max>.
- 1984-04-15
著者
関連論文
- 336 歯科用金銀パラジウム合金の生理食塩水環境下疲労き裂進展挙動
- 曲げおよびねじり応力下の疲労き裂伝ぱ速度の比較
- 中高温下疲労き裂進展下限界に及ぼすき裂開閉口の役割
- あとがき, 編集後記
- 弾性ひずみとクリープひずみの相互干渉による繰返し変動荷重下の修正J積分の過渡挙動
- 1-32 2 軸応力下における疲れ挙動について
- 画像処理援用き裂進展試験システムの開発と中高温下方値制御疲労試験への応用
- 115 き裂進展試験用簡易エキスパートシステムの開発(疲労強度)
- 球転がり・すべり接触下における窒化ケイ素平板のき裂進展挙動と破壊力学的考察
- 306 窒化ケイ素の球-平板転がり・すべり接触下におけるき裂進展挙動
- 熱弾性発熱の赤外線計測に基づく接触応力分布の直接計測法の開発
- 二軸負荷をうける切欠き部の応力およびひずみの簡便推定法
- 引張りと曲げの組合せ負荷を受ける切欠き部の応力-ひずみ簡便推定法
- 216 エッジインデンテーション法によるCoNiCrAlY溶射皮膜のはく離強度評価(超高温化へのProject X-II)(地球環境と高温強度)(オーガナイスドセツション1)
- SUS304鋼を用いたクリープ・疲労相互作用下のき裂伝ぱ実験
- 512 球転がり疲労下における窒化けい素の表面き裂進展に及ぼす潤滑油浸入効果の検討
- 5. 破壊力学実験における計測・モニタリング手法の進歩 : 破壊力学の応用における新しい展開
- 半導体検出器を用いたX線応力測定(X線材料強度小特集)
- 214 アルミナおよび窒化ケイ素セラミックスの不連続的疲労き裂進展と開閉口
- 135 疲労き裂進展自動計測のための斜行・屈曲き裂認識処理システムの開発(疲労き裂)
- 325 表面き裂開口変位計測による遮熱コーティング材のヒートサイクル損傷過程の観察
- 130 温度場トモグラフィ法によるき裂同定 : パルス電流加熱によるき裂の非定常特異温度場に基づくき裂同定(き裂と計測)
- 502 歯科用コンポジットレジンの静的および疲労負荷下のひずみ応答
- 134 SNCM439およびSCMV3鋼の水素助長き裂進展 : き裂進展挙動に及ぼす試験温度の影響(腐食疲労)
- 爆接ステンレスクラッド鋼の疲労き裂進展挙動(X線材料強度小特集)
- レーザ干渉法による中高温下疲労き裂開閉口の計測とき裂進展下限界
- CVD被覆膜の残留応力と密着強度
- 赤外線サーモグラフィを用いた非破壊欠陥計測技術の動向
- X線フラクトグラフィによる疲労破面の定量解析(X線材料強度小特集)
- X線によるSM50AおよびHT80鋼の疲労破面解析(X線材料強度小特集)
- SM50A鋼の疲労破面のX線フラクトグラフィ(X線材料強度小特集)
- レーザスペックル輝度分布の波形解析と疲労すべり損傷評価への応用
- 216 レーザスペックルプロファイルの定量解析と表面疲労損傷評価への応用
- 305 窒化ケイ素の繰返し球-平板接触下におけるはく離損傷の力学的考察
- 数種類の鋼のJ_試験におけるストレッチ・ゾーンのステレオ観察
- TiC被覆鋼およびTiN被覆鋼の転がり疲労損傷
- 111 窒化ケイ素セラミックスの高温疲労寿命に及ぼす負荷形態の影響
- 2軸応力下における疲労挙動について
- 329 赤外線応力測定装置による球・平面接触応力分布の可視化
- モードIII負荷における弾塑性応力集中の簡易評価法
- 弾塑性域における切欠き底の応力およびひずみのJ積分による推定
- 切欠き底における応力 : ひずみの簡便評価
- 多結晶体の粒内不均一変形と引張性質
- 多結晶体の粒内不均一変形と引張性質
- 純アルミニウム単結晶の疲労損傷
- 破面トボグラフィ計測を目指し高分解能レーザ微小変位計の試作
- 129 レーザーによる高分解能破面形状計測システムの開発とこれによるぜい性破面の観察(き裂と計測)
- "トゥモローズ・マテリアル", ケン・イースタリング(著), 石崎幸三(訳), 1992年, (株)内田老鶴圃発行, A5判, 173ページ, 2060円
- X線分析の進歩 24 : 日本分析化学会, X線研究室懇談会 編, 1993年, アグネ(株), B5判, 230ページ, 4635円
- X線分析の進歩23, 日本分析化学会 X線分析研究懇談会(編), 1992年, (株)アグネ発行, B5版, 322ページ, 4635円
- 微小領域X線応力測定法の適用と問題点
- 333 セラミックス用共振式疲労試験機の試作とアルミナの高温疲労強度(セラミックスの疲労)
- "X線分析の進歩 22" 日本分析化学会 X線分析研究懇談会(編), 1991年, (株)アグネ技術センター発行, B5判, 306ページ, 4500円
- オーステナイト系ステンレス鋼のき裂先端水素集中に関する検討
- セラミックス基複合材料, 香川 豊, 八田博志(共著), 1990年, アグネ承風社発行, A5判, 301ページ, 6000円
- かしこい材料とシステム : 産業化学の新しい芽, 大阪大学産業科学研究所 かしこい材料とシステム研究会(編), 1989年, (株)内田老鶴圃発行, A5判, 258ページ, 2500円
- ホルンボーゲン 材料, Erhard Hornbogen(著), 小林俊郎, 梶野利彦, 新家光雄(訳), 1989年, 共立出版(株)発行, A5判, 412ページ, 6500円
- 初期遷移状態下で成長するクリープき裂のシミュレーション解析
- 多結晶体アルミニウムの再結晶過程に発達した下部組織について
- 多結晶体アルミニウムの変形下部組織について
- 構造用鋼の疲労破面のX線フラクトグラフィ
- 120 X線による疲労破面の解析(疲労破面)
- 171 高炭素クロム鋼の経年変化について(軸受鋼・工具鋼, 性質, 日本鉄鋼協会第 88 回(秋季)講演大会)
- 中高温不活性ガス環境下における疲労き裂進展特性とき裂開閉口
- X線による表面残留応力の解析(材料の表面をミクロに測定, 評価する)
- "X線分析の進歩19", 日本分析化学会, X線分析研究懇談会 (編), 1988年, (株) アグネ発行, B5版, 353ページ, 4500円
- Dual Phase低炭素鋼の疲労き裂進展下限界とき裂閉口
- Low Cycle Fatigue and Elasto-Plastic Behaviour of Materials, K.-T. Rie (編), 1987年, Elsevier Science Pub. 発行, 245×170 mm, 750ページ, 28.440円
- 1. X線応力測定法の基礎 : 最近のX線応力測定技術
- ハイテクノロジ・センサ : 山香英三編著, 1986年, 共立出版(株)発行, A5判, 265ページ, 定価3300円(衝撃小特集)
- 表面層除去法によるX線破面解析法の検討(X線材料強度小特集)
- 鉄鋼の海洋環境破面写真集(VOL.1), 日本鉄鋼協会 日本金属学会 日本学術振興会 鉄鋼基礎共同研究会 鉄鋼の環境強度部会 (編) : 1985年, (社)日本鉄鋼協会発行, A4判, 403ページ, 定価会員 16,000円, 非会員 21,000円
- 高負荷応力下における切欠き底小寸法疲労き裂の進展挙動
- レスリー鉄鋼材科学, William C. Leslie (著), 幸田成康(監訳), 熊井浩, 野田龍彦(訳), 1985年, 丸善(株)発刊, A5判, 416ページ, 4800円
- 材料テクノロジー12, 構造材料(II)非金属系, 堂山昌男, 山本良一(編), 1985年, 東京大学出版会発刊, 5判, 232ページ, 2600円
- 221 SUS304 鋼切欠き材の 2 軸ひずみ計測と切欠き底ひずみ拘束度の検討
- オーステナイト系ステンレス鋼の陰極水素吸蔵下のき裂進展挙動
- 数種類の鋼のJ_試験におけるき裂発生点の電位差法による評価
- 高温陰極水素吸蔵したオーステナイト系ステンレス鋼のき裂進展挙動
- サーモグラフィによる複合材料の人工欠陥および実損傷の計測
- サーモグラフィックNDTによる複合材料の欠陥・損傷計測
- 高温疲労破面のX線フラクトグラフィ(X線材料強度小特集)
- レーザスペックルゲージSSDGによるひずみ・き裂開口変位計測(破壊力学特集)
- 326 レーザスペックル法による混合モードCOD計測システムの開発と界面き裂への応用(複合材料II)
- 406 窒化ケイ素セラミックスの両振りおよび片振り負荷下における COD 計測とき裂開口状態の観察
- 切欠き部に発生したき裂のJ積分値
- セラミックスき裂材のコンプライアンス変化とき裂進展
- 二軸負荷をうける中央き裂平板のJ積分値の解析
- 中高温下低炭素鋼の疲労き裂進展下限界に及ぼす酸化物・破面あらさの影響
- SUS 304 鋼切欠材の疲労き裂進展・停留挙動
- 中高温域における疲労き裂進展ならびに下限界挙動
- 材料テクノロジー (11) "構造材料〔I〕金属系", 堂山昌男, 山本良一 (編), 1985年, 東京大学出版会発刊, A5判, 210ページ, 2 400円
- 124 DP鋼の疲労き裂進展下限界におけるき裂開閉口(疲労き裂II)
- 107 高温陰極電解水素吸蔵したオーステナイト系ステンレス鋼のぜい化挙動(腐食・水素ぜい化)
- 多結晶体アルミニウムの流れ応力に対する下部組織の影響
- 多結晶体アルミニウムの流れ応力に対する下部組織の影響
- 引張変形した粗大結晶粒アルミニウムの変形下部組織の研究
- 赤外線サーモグラフィのトライボロジ計測への適用
- 303 小型 3 点曲げセラミックス試験片の高温下き裂開口変位計測
- レーザ応用変位/ひずみ/損傷計測技術の動向