プラスチックフィルムの界面はく離解析 : 非相溶樹脂含有PETフィルムにおけるボイド発現機構の基礎検討(<特集>高分子材料)
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概要
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This study is concerned with the analysis of relationship between the interfacial energy of polymer and the micro voids that are formed by stretching the composite polymer sheet having incompatible particles in the matrix.Now we tried to simulate the void formation, considering the interfacial delamination between Poly (ethylene terephthalate)(PET)and dispersed incompatible polymers, and to compare the numerical results by finite element method (FEM) with experimental one.By introducing the method in which the displacement constraints were removed at a critical value of stress near interface region, it was simulated that the void became larger with decreasing critical stress of interfacial delamination.The results are summarized as follows;(1)Enlarging the aspect ratio of void coincided with increasing the interfacial energy between PET and incompatible polymers experimentally.(2)Decreasing the critical stress of interfacial delamination coincided with increasing the interfacial energy in FEM.(3)Dependence of actual load-displacement behavior on the interfacial energy difference was qualitatively demonstrated by changing the critical stress of interfacial delamination in FEM.
- 社団法人日本材料学会の論文
- 2000-12-15
著者
-
野々村 千里
東洋紡績(株)総合研究所
-
伊藤 勝也
東洋紡績(株)総合研究所
-
野々村 千里
東洋紡績株式会社総合研究所
-
鈴木 利武
東洋紡績(株)総合研究所
-
石原 英昭
東洋紡績(株)総合研究所
-
石原 英昭
京都工芸繊維大学大学院 先端ファイブロ科学専攻
-
伊藤 勝也
東洋紡績(株)化成品開発研究所
-
伊藤 勝也
東洋紡績(株)フィルム開発研究所
-
石原 英昭
龍谷大 Rec
-
石原 英昭
東洋紡績(株)
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