Cerebral Blood Flow in Normal Brain Tissue of Patients with Intracranial Tumors

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概要

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脳腫瘍が周囲組織の循環動態に及ぼす影響を調べるため脳腫瘍15例を対象に、Xe-CT法で腫瘍周囲組織の局所血流とアセタゾラミドによる血管反応性と腫瘍の部位、大きさ、mass effectとの相関をmass effectの強い群(A)と軽い群(B)とに分け検討した。A群では術前の脳血流量と血管反応性はともに低下していたが、この群の術後の血流量の改善は比較的良好であった。つまり、1)腫瘍周囲組織の循環動態は、腫瘍の種類や大きさではなく、浮腫、脳偏位、頭蓋内圧により決る。2)脳血流量低下の術後回復は、頭蓋内圧亢進によるものでは早いが、Diaschisisによるものでは遅れる。3)脳腫瘍症例における脳血流量測定は、手術適応や術後回復を占う上で有用である。
1996-10-15

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