Adult Moyamoya Disease Progressing from Unilateral to Bilateral Involvement : Two Case Reports
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概要
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成人発症のもやもや病疑診例が確診例に移行する例は極めて少ない。われわれは、成人発症のもやもや病疑診例で経過中に確診例に移行した2例を経験したので報告した。症例は30歳の女性および38歳の男性で、発症形式はともに虚血発作にて発症した。初回発作時の脳血管撮影では、厚生省の診断基準で、もやもや病疑診例の診断であったが、1例では初回発作の4年後、他1例では2年後の血管撮影にてもやもや病確診例に移行した。成人で虚血発作にて発症したもやもや病疑診例では、一部に確診例に移行する例があるので、経時的な血管撮影が必要と考えられた。
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1996-02-15
著者
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鰐渕 博
埼玉県済生会栗橋病院脳神経外科
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鰐渕 博
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
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鰐淵 博
東京女子医科大学附属脳神経センター
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Kawamata Takakazu
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
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Izawa Masahiro
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
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TAKESHITA Mikihiko
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
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AOKI Nobuo
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
-
SHIOKAWA Kazuhiko
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
-
KAGAWA Mizuo
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
-
TAKAKURA Kintomo
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
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