"High risk" 絨毛上皮腫に対する多剤併用化学療法
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概要
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従来の単独化学療法では寛解の期待できない "high risk" 絨毛上皮腫3例に, 初回から多剤同時併用化学療法を試み著効が認められたので, 投与法の実際, 治療効果, 副作用について述べる. 1) "High risk" 絨毛上皮腫3例に初回から1日量 methotrexate 15mg, actinomycin D 0.36mg, chlorambucil 8mg 5日間連用を3-4コース投与したところ, 全例に尿中HCG値のLHレベルへの下降, 肺転移巣の消失が認められた. 2) 3剤同時併用による副作用の出現は, 早急かつ重篤であった. 3) "High risk" 絨毛上皮腫症例の治療前血清LDH値は高値を示し, 治療後の血清LDH値の変動は尿中HCG値と相関した.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1974-10-01
著者
-
関谷 宗英
千葉大学医学部産科婦人科学教室
-
高見沢 裕吉
千葉大学医学部産婦人科
-
板橋 光司郎
川鉄千葉病院産婦人科
-
高見沢 裕吉
千葉大学医学部
-
菊池 義公
千葉大学医学部産科婦人科学教室
-
矢野 明彦
Department Of Parasitology Chiba University School Of Medicine
-
矢野 明彦
千葉大学医学部寄生虫学
-
関谷 宗英
千葉大学医学部産婦人科
-
板橋 光司郎
千葉大学医学部産科婦人科学教室
-
神山 正明
房総婦人科腫瘍グループ
-
神山 正明
千葉大学医学部産科婦人科学教室
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