In vitro抗癌剤感受性試験に関する基礎的研究 : われわれの開発した核形法との比較
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概要
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8種類のヒト卵巣癌培養株を用い, 各種抗癌剤に対する感受性を, (1)われわれの開発した核の形態変化を指標とする方法(核形法), (2)MTT法, (3)コロニー形成阻止法の3種類のin vitro感受性試験で調べた. 一方, 細胞株のヌードマウス移植腫瘍に対するin vivo治療実験を行い, 各in vitro感受性試験との相関性を検討し以下の結果を得た. 1. 同一細胞株でin vitro感受性試験別により, 感受性薬剤の相違がみられた. 2. In vitro-in vivoの相関性をsensitivity, specificityで検討すると, 核形法(50%, 94%)>MTT法(25%, 100%)>コロニー形成阻止法(0%, 100%)の順で高かった. 以上の結果から, われわれの開発した核の形態変化を指標としたin vitro抗癌剤感受性試験が, 最も臨床応用で期待できる方法であることが判明した.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1991-02-01
著者
-
関谷 宗英
千葉大学医学部産科婦人科学教室
-
高見沢 裕吉
千葉大学医学部産婦人科
-
高見沢 裕吉
千葉大学産婦人科
-
高見沢 裕吉
千葉大学医学部産科婦人科学講座
-
高見沢 裕吉
千葉大学医学部
-
時田 尚志
千葉県がんセンター
-
関谷 宗英
千葉大学医学部産婦人科
-
高見沢 裕吉
千葉大医学部産婦人科
-
飯島 信博
千葉大学医学部産科婦人科学教室
-
時田 尚志
千葉大学医学部産科婦人科学教室
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