絨毛癌モデルにおける腫瘍血管新生因子に関する基礎的研究
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概要
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8種のヒト絨毛癌培養細胞株を用いて絨毛癌の増殖,血行性転移に関与すると考えられる生理活性物質,腫瘍血管新生因子(tumor angiogenesis factors,TAF)について検索を行い,以下の結果を得た.(1)培養細胞株の異種移植による腫瘍の増殖は腫瘍組織の一視野当たりにみられる血管数と相関し,血管数は培養細胞の分泌するTAF活性と相関した.しかしin vitroで血管内皮細胞の増殖を促進しなかった.(2)TAF活性は,ゲル濾過で細胞株で共通したfractionに認められ分子量10,000以上の蛋白であった.(3)細胞株間にTAF活性のheterogeneityが認められた.以上の結果から絨毛癌の増殖はTAFにより開始されることが示唆された.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1987-12-01
著者
-
関谷 宗英
千葉大学医学部産科婦人科学教室
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高見沢 裕吉
千葉大学医学部産婦人科
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高見沢 裕吉
千葉大学産婦人科
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高見沢 裕吉
千葉大学医学部
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関谷 宗英
千葉大学医学部産婦人科
-
大崎 達也
千葉県がんセンター
-
大崎 達也
千葉大学医学部産科婦人科学教室
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