肺転移率の異なるラット子宮腺癌由来の2クローン培養細胞における形態学的比較
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概要
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化学発癌剤7,12-dimethylbenz (a) anthraceneの子宮腔内局所処理によりSprague-Dawley系成熟雌ラット子宮に発生した腺癌組織の培養細胞から移植率および肺転移率の異なる2種の培養クローン細胞を分離した.肺転移率の高いHTP/C1細胞5×10^5を同系新生児ラット肩甲間皮下に移植すると,4週間後には30%前後のラットに肺転移がみとめられるが,肺転移率の低いLTP/C3細胞では5×10^5を移植しても全例肺転移はみとめられなかつた. In vitroおよびin vivoにおいてHTP/C1細胞およびLTP/C3細胞の形態的特徴を比較検討すると,肺転移率の高いHTP/C1細胞では分化度が低いその細胞間結合は疎なのが特徴的な所見であつた.
- 社団法人日本産科婦人科学会の論文
- 1976-02-01
著者
-
関谷 宗英
千葉大学医学部産科婦人科学教室
-
高見沢 裕吉
千葉大学医学部産婦人科
-
武田 敏
千葉大学医学部産科婦人科教室
-
高見沢 裕吉
千葉大学医学部
-
関谷 宗英
千葉大学医学部産婦人科
-
高野 昇
国立横浜東病院産婦人科
-
神山 正明
房総婦人科腫瘍グループ
-
松浦 成
千葉大
-
高野 昇
千葉大学医学部産科婦人科学教室
-
神山 正明
千葉大学医学部産科婦人科学教室
-
松浦 成
千葉大学医学部産科婦人科学教室
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