吸着分子のラマン散乱
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概要
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Ag電極に吸着したピリジン分子のラマン散乱強度が溶液中の場合と比べて異常に大きいという発見は, 従来, 散乱にあずかる分子の数や入射光強度の増加なしにラマン強度を増大させることが困難であると考えられていただけに大きな関心を集めた. その後多くの吸着分子系で同様な"効果"が観測されて, "surface enhanced Raman scattering (SERS)"という名の市民権を得るに至ったが, その原因は完全には解明されていない. ここでは, SERSの現状を紹介し, その問題点を探ることにする.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1981-07-05
著者
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