筋緊張の強い脳性麻痺児に対するFludiazepam (Code No. ID-540)の使用経験 : ジアゼパムとの比較において
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概要
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Children with severe cerebral palsy of athetotic type often complain of pains due to increased muscular tension, which may often defy treament measures. In such an instance, diazepam has been prescribed as a drug of choice. Supplied with Fludiazepam(Code No. ID-540)by Sumitomo Chemical Industries, Inc., we used it in this indication and cimpared its therapeutic effectiveness with that of diazepam. The results are briefly summarized as follows. 1) Of 22 cases treated with ID-540,the drug proved to be effective in 18 (81.8%) and ineffective in the remaining 4 cases (18.2%) 2) Of 15 cases where a comparison could be made between ID-540 and diazepam, (i) ID-540 was found to be more beneficial than diazepam in 6 cases (40%) ; (ii) The two drugs were equally effective in 5 cases (33%) ; (iii) ID-540 proved to be less beneficial than diazepam in 4 cases (27%). 3) ID-540 in a dose of 0.25mg was equipotent with 2mg of diazepam. 4) There was no evidence of cross resistance to diazepam and ID-540. 5) Remarkable side effects could not be recognized in this series.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1977-12-18
著者
-
井上 明生
大阪大学整形外科
-
広島 和夫
国立大阪病院整形外科
-
梶浦 一郎
大阪発達総合療育センター・南大阪療育園整形外科
-
梶浦 一郎
大阪発達総合療育センター南大阪療育園整形外科
-
梶浦 一郎
聖母整肢園
-
中村 昌弘
聖母整肢園
-
広島 和夫
大阪大学整形外科
-
大下 舜治
聖母整肢園
-
大下 舜治
南大阪療育園整形外科
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