コンピュータ画像処理による2次元形態計測(作物の形態研究法: マクロからミクロまで)
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概要
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作物の形は, 一般に, 草丈や収量などと同じく連続的な変異を示す量的形質であり, その正確な評価には定量的な計測が必要となる.しかし, 作物の形はその計測の難しさから, 実際には段階評価や定性的評価が行われることが多かった.近年, IT機器の高性能化・低価格化が進み, 以前は農業的な実用化が難しかった形の数学的記述法を, 手持ちのデジタルカメラやパソコンなどを用いて比較的容易に利用できるようになっている.本稿では, デジタルカメラやスキャナを用いて作物器官の画像を取得し, その画像から抽出された輪郭の形状を楕円フーリエ記述子とよばれる手法を用いて定量的・客観的に計測・評価するための方法を紹介する.
- 日本作物学会の論文
- 2005-09-05
著者
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