冬季収穫を目指したブドウ'ピオーネ'の夏季せん定後の新梢生長および果実品質に及ぼす日長時間と暗期中断処理の影響(栽培管理・作型)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
12月収穫を目指した'ピオーネ'の夏季せん定後の展葉期から約80日間, 植物育成用ランプで電照の時間帯を変えて, 日長時間と暗期中断処理が新梢生長と果実品質に及ぼす影響を検討した.14時間日長区, 16時間日長区および23∿1時までの暗期中断処理のうち, 暗期中断区の副梢葉数が最も多く, 次いで16時間日長区で, 14時間日長区と自然日長区には差がなかった.収穫果実の果粒は副梢葉数が多い順に大きかったが, 暗期中断区では果汁の糖度が低かった.なお, 果皮の着色にはいずれの区間にも差がなかった.電照の時間帯を変えて, 20時, 23時, 2時からそれぞれ2時間の暗期中断処理を行ったところ, いずれの区も自然日長区より新梢および果実生長が優れた.暗期中断区のうち, 23時から処理した区の新梢生長が最も優れ, 新梢の登熟も遅れた.収穫果実の果粒重, 果汁糖度, 果皮着色には, 暗期中断処理した区間には差がなかった.
- 園芸学会の論文
- 2002-06-15
著者
関連論文
- 冬季収穫を目指したブドウ'ピオーネ'の夏季せん定後の新梢生長および果実品質に及ぼす日長時間と暗期中断処理の影響(栽培管理・作型)
- 冬季収穫を目指したブドウ'ピオーネ'の夏季せん定後の新梢生長および果実品質に及ぼす日長時間と暗期中断処理の影響(栽培管理・作型)
- Pseudomonas cichoriiによるエンダイブ腐敗病(新称)(病害短信)
- Rhizoctonia solani AG-4 HG-Iによるトウガン褐色あざ病(新称)
- ブドウリーフロール病およびGrapevine leafroll-associated virus 3の自然伝搬(学術報告)
- Dothiorella sp.によるブドウ房枯病の症状
- 岡山県におけるチオファネートメチル,ジエトフェンカルブ及びアゾキシストロビンに対するキュウリ褐斑病菌の感受性
- チオファネートメチル及びジエトフェンカルブに対するトマト褐色輪紋病菌(Corynespora cassicola)の感受性
- 落葉果樹病害の生態解明と防除法の普及(平成17年度日本植物病理学会大会)
- イネ葉しょう腐敗病菌による褐色米の発生
- イネ葉しょう腐敗病菌の種子伝染と感染部位
- Phoma exigua Desm. var. exiguaによるゴボウ根黒斑病(新称)(病害短信)
- ブドウ, カキ, リンゴのすす点病菌 Zygophiala jamaicensis Masonについて
- Sclerotinia sclerotiorumによるエンダイブ菌核病(病害短信)
- インパチエンスネクロティックスポットウイルスによるシネラリアえそ斑紋病
- セイヨウナシくもの巣病菌(Rhizoctonnia solami AG1)のrDNA-ITS領域のRFLP解析およびRAPD解析による識別
- ブドウすす点病果上における病原菌の行動ならびに病斑形成過程
- 岡山県におけるモモ灰星病菌(Monilinia fructicola)の伝染源
- ブドウすす点病果の走査電子顕微鏡観察