ラッキョウとその他の食用ネギ属植物との種間雑種の生育および形態的特性
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概要
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子房培養により作出したラッキョウと食用ネギ属植物との種間雑種の特性を明らかにした.得られた,それぞれの種間雑種の形質の測定値は,個体間で大きな差があり,ラッキョウが遺伝的にヘテロであることに起因しているものと考えられた. ラッキョウとネギとの雑種は,外観がラッキョウに似ており,87のすべての個体でラッキョウと同様な白色のりん茎(以下,球)を形成した.平均1球重は15.8gよりかなり大きく,個体間で,最小1.6gから最大49.Ogまで大きな幅があった.平均分球数は6.6で両親の中間となり,これも!.5から21.5まで個体間で差があった.平均1株球重は104.3gでラッキョウの68.9gを大きく上回った.開花期は6月から9月で,両親の中間となり,全雑種個体の3分の1は夏季に休眠した
- 日本育種学会の論文
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