早期陸稲に対するDCPAの使用法について
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概要
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DCPAの散布時期についてはメヒシバの2〜3葉期が適当と思われる。特に処理時期がおくれると禾本科雑草には効果が劣る。しかし除草体系からみて2回処理の場合,播種直後処理薬剤を使用し,その後に発生する雑草を対象として考える場合は4〜5葉期に処理することも有望と考えられる。使用薬量についてはメヒシバ2〜3葉期においては10〜20g程度が良好であり,散布時期がおくれる場合は20〜30gの散布量が必要と思われる。稀釈水量についてはa当り6lでも加圧噴霧器であれば均一に散布出来るようであり,しかも90%以上の殺草効果を示すので,この程度の水の量でも良いと思われる。
- 日本作物学会の論文
- 1964-11-05
著者
-
内村 力
鹿児島農試熊毛支場
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今村 実
鹿児島県農業試験場鹿屋支場
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河野 義彦
鹿児島県農業試験場 鹿屋支場
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内村 力
鹿児島県農業試験場 鹿屋支場
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宮下 茂樹
鹿児島県農業試験場 鹿屋支場
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内村 力
鹿児島県農業試験場
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内村 力
鹿児島県農政部経営技術課
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宮下 茂樹
鹿児島農試大隈支場
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