北陸における水稲生育の特徴とその要因解析 : 第 2 報初期生育の問題点
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概要
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麦は肥料で作り, 稲は地力で作るという言い伝えがある。これは潜在的な土壌中の窒素の動きを温度反応からみた経験的な表現といえよう。また, このような言葉が古農の名言として認められるようになった背景には, 当時の施用窒素の形態にもその因果関係を求めることが出来る, と考えられる。今日の稲作技術, 特に北日本における稲作の中で, この名言通り, 稲は地力で作るということが果たして当を得ているかどうか, これは充分検討してみる必要があると考える。そこで, 北陸稲作についてこの問題を本田初期の生育という観点から考察することにした。
- 日本作物学会の論文
- 1974-03-16
著者
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